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陸上で多いケガ

太ももの怪我

太ももの怪我

ハムストリングの肉離れ

スポーツを行うなかで、急に無理な動作をした場合(ダッシュやストップ、ジャンプからの着地など)に発生する筋膜や筋繊維の損傷・断裂を表します。発症すると患部に激痛が走り、ときには筋肉が断裂した瞬間に「プチッ」という音が聞こえることもあるでしょう。また、痛みのある部位をよく観察すると、くぼみや変色が生じている場合もあります。

股関節の怪我

股関節の怪我

股関節痛

股関節を構成する組織を損傷しているために痛みが出ています。下肢の外傷後や体幹から股関節にかけてスポーツによる使い過ぎなどによって筋力低下や柔軟性低下、拘縮が起こり、それが股関節周辺の痛みとなります。ランニングやなどの繰り返しの運動によって、鼠径部、股関節周辺、骨盤にメカニカルなストレスが加わって炎症が生じ、痛みとなります。

膝の怪我

膝の怪我

鷲足炎(がぞくえん)

鵞足炎(がそくえん)は膝の内側(下方の脛骨の周囲)から5cm程度下方にある鵞足に痛みが生じます。 鵞足とは、膝を曲げたり伸ばしたりする動作に必要な縫工筋、薄筋、半腱様筋 の3つの筋肉の腱が、脛骨の上部に付着している部分を指します。この鵞足部分を押す、足に抵抗を加えながら膝を曲げる、膝を一杯まで伸ばすなどの動作で痛みを感じる方は鵞足炎の疑いがあります。

ランナー膝(腸脛靭帯炎)

走ることによる膝の痛みをランナー膝といいます。走るといった動作は膝に衝撃を与え、時にはひねりも加わります。これによって膝のまわりの筋や腱、軟骨などに傷がつき痛みが起きます。この怪我で一番多いのが腸脛靭帯炎です。この靭帯は骨盤の骨から膝の外側をとおり、脛骨というスネの骨につながっている靭帯です。 これが膝の外側の骨にこすれて炎症を起こして痛みを引き起こします。原因は様々で骨格の問題や走りすぎ、筋力・柔軟性の低下などが考えられます。

前十字靭帯損傷(後十字靭帯・内側側副靭帯・外側側副靭帯)

受傷時、多くの場合「プチッ」「グキッ」などの音を伴うことがあります。関節内に出血が起こるため、数時間で膝関節周囲が大きく腫れます。痛みのため動けなくなり、膝関節の曲げ伸ばしが困難になります。受傷後の症状として「膝がぐらぐらする」「膝に力が入らない」「膝が完全に伸びない、正座ができない」「スポーツ復帰して何度も膝を外してしまう」「膝が腫れて、熱を持つ」などがあります。また、前十字靭帯損傷以外に、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯の3つの靭帯損傷があります。

半月板損傷

半月板損傷は、体重が加わった状態で膝をひねったり、衝撃が加わったりすることで起こり、前十字靭帯損傷に合併することもよくあります。半月板が損傷すると痛みが生じ、運動時痛や膝を曲げ伸ばしした際の引っかかり感といった症状が出現します。ひどい場合には膝に水(関節液)がたまったり、急に膝が動かなくなる“ロッキング”という状態になり、激痛のため歩けなくなることもあります。

オスグット

膝のお皿の下の骨が隆起し、腫れと痛みが生じる、成長期に頻発する代表的なスポーツ疾患です。 オスグッドは、筋肉が発達し、運動量が増える小学校高学年から中学生にかけての成長期に多く見られるオーバーユース障害(膝などの使いすぎによる疾患)のひとつで、膝を曲げると痛みを感じるようになり、ひどい場合には歩くことさえ困難になってしまいます。

ジャンパー膝

ジャンパー膝とは別名「膝蓋靭帯炎」と呼ばれ、バスケやバレーなどのジャンプ競技者に多いことからこの名が付きました。症状は太ももの筋肉への負荷が重なり、筋肉が硬くなってしまい、主に膝を曲げる動作時に痛みが出現します。重度になってくると歩行時にも痛みを感じたり、階段昇降など日常生活にも支障をきたすようになります。

すねの怪我

すねの怪我

シンスプリント / 脛骨過労性骨膜炎

シンスプリントは、脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)とも呼ばれるランニング初心者が陥りやすいランニング障害です。運動中や運動後に足のすねの内側(下方1/3あたり)に痛みが生じます。サッカー、バスケットボールやバレーボールなど、ダッシュやジャンプを繰り返すスポーツでも多い症状で、主に筋力が不足していたり、オーバーユース(使い過ぎ)などが原因で発症します。

外脛骨(がいけいこつ)

内くるぶしの斜め前にある骨の出っ張り部分の痛みです。外脛骨は舟状骨の内側後方に位置する過剰骨(普通にはない余分な骨)の一つで、日本人の約15%の人に存在します。舟状骨は後脛骨筋と呼ばれるふくらはぎにある筋肉の付着部になっており、下腿の筋肉が過度の運動により疲労し硬くなっていると、後脛骨筋腱が引っ張られ外脛骨に炎症を起こします。捻挫などの外傷、靴による圧迫など外的ストレスが引き金となって痛みが発生することもあります。

くるぶしから下の怪我

くるぶしから下の怪我

アキレス腱炎

アキレス腱炎の典型的な症状は、かかとの後部に痛みや焼けるような感覚が生じるというものです。走ったり歩いたりなどの運動をしているときや、座っている状態から立って歩き始めるといった動作をするときに痛みを感じることが多いのが特徴です。また、アキレス腱部を触ると腫れており、押すと痛みを感じます。

アキレス腱断裂

ふくらはぎの筋肉に疲労が蓄積され柔軟性が低下しその状態でダッシュすると腱に強いストレスがかかり断裂などが起こります。断裂する前の初期症状としてアキレス腱に痛みが出てくるので早めのケアが大事になります。 断裂したアキレス腱部にはっきりした陥凹を触れ、つま先立ちが不可能、ふくらはぎを握っても足首が動かない、などがあります。また時間が経つとともに腫れも出ます。

中足骨(足の甲)疲労骨折

中足骨疲労骨折は、ランニングやジャンプ動作による過度の体重負荷が、長時間、足部アーチに繰り返し加わることで発生するオーバーユース(使いすぎ)に起因する足のスポーツ障害です。金属疲労(金属板の折り曲げ運動)と同様に、繰り返し中足骨(足アーチ)へ体重負荷が加わって起こるので、急に起こる骨折とは発生原因が異なり見過ごされることがあります。

足底腱膜(そくていけんまくえん)

足底腱膜炎とは、足底腱膜(足の裏に張られている強靭な腱の膜)がランニングなど足底に負荷のかかる動作を繰り返すこと(オーバーユース)により炎症を起こし、痛みが生じるランニング障害です。特徴的な症状として、「起床時の歩き出し時に足の裏に痛みが生じる」「しばらく歩いていると痛みがなくなる」などがあげられます。

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