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テニス・バドミントンで多いケガ

肩の怪我

肩の怪我

肩腱板損傷

肩は複雑な動きをするために支えるのが腱板という筋肉の腱の集まりです。この腱板が損傷すると、肩関節の上腕骨頭が適切な位置に保持されず、動かすときや寝返りを打つときに痛みが生じます。肩腱板損傷は、特に、腕を頻繁に頭上まで挙げる職業やスポーツ(テニスのサーブや野球など)をする人に多い病気です。肩の可動域が制限されることがあり、損傷の場所によって特定の動作で痛みが出るのが特徴です。痛みは肩の表面よりも深い部分に感じられます。

インピンジメント症候群

肩の前側から上側にかけて痛みが出る怪我です。インピンジメントというのは「衝突」という意味です。腕の骨と、肩甲骨に挟み込まれた組織が炎症を起こすのがこの怪我です。腕を横から上げた時、およそ60度から120度の間で痛みが出る場合はこのインピンジメント症候群に陥っている可能性が高いです。腕を頭上にあげるオーバーヘッドスポーツをやっている人がなりやすいケガとも言われています。

肘の怪我

肘の怪我

テニス肘(外側上顆炎)

テニス肘とは、手首に負担がかかる動作を行った時、肘の外側から前腕(ぜんわん:肘から手首の部分)にかけて痛みが起こる症状のことです。ラケットでボールを打つ動作を繰り返すテニスやバドミントンに多い症状です。通常、じっとしている時にはあまり痛みがなく、「手首を反らせる」「内外にひねる」「指を伸ばす」いうような手首を使った動作を行った時に肘の外側に痛みが起こるのが大きな特徴です。

手の怪我

手の怪我

腱鞘炎

腱鞘炎は、手指を繰り返し使うことにより、腱を取り巻く腱鞘が炎症を起こす病状です。炎症が生じた部分では痛みが生じます。また腫れることもあるため、動かすのが難しくなることもあります。手の腱鞘炎は、手関節の親指側に運動時痛、圧痛(強く押した時に痛みを感じる)、腫脹がみられます。痛みは親指と手首の動きによって悪化します。悪化するとスポーツを実施していない時でも、タオルを絞ったり、瓶の蓋を開けたりといった動作でも生じる場合があります。

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)

TFCCはテニスやバドミントンなどで反復的に手首の尺屈(手首を小指側に倒す動作)が繰り返される時や、手を付いて転倒するなどの一度の外力で損傷を起こします。TFCCとは4つの靭帯からなる、手首を支持している構造のことです。TFCCは手首の安定性を、高める機能があるので、TFCCが損傷すると、手首の安定性が失われ手首がぐらぐらするような症状が出てきます。また、TFCCが損傷すると、手に力が入らなくなったり、手首を小指側に曲げると痛みが出たりします。

腰の怪我

腰の怪我

椎間板ヘルニア

椎間板とは腰椎の骨と骨の間にある軟骨で、衝撃を吸収するために水分を多く含みます。過度な運動により水分が抜けて変性した椎間板が、外に飛び出し神経を圧迫して腰痛や坐骨神経痛を起こします。テニス・バドミントンでは、関節に負担がかかる動きが多くあります。例えばサーブやスマッシュなどの際に身体を捻る動作、ジャンプからの着地があげられます。テニス・バドミントンではこのような動きが練習や試合の中で多く繰り返されるため関節に大きく負担がかかってしまい椎間板の一部が神経を圧迫してしまいます。その為、脚にかけての神経痛や腰の痛みなどが起こります。

腰椎分離症

成長期の選手で腰痛が2週間以上続く場合、腰痛分離症の恐れがあります。 腰椎分離症とは、成長期に強くカラダを反ったりねじったりすることで腰椎に負荷が掛かり、疲労骨折が起きる症状のことです。強く体を捻ったり、反ったりするとき、イスに座っているときにも痛みが出るのが特徴。練習量が多いと発症しやすいと言われますが、遺伝などの影響もあると考えられます。

太ももふくらはぎの怪我

太ももふくらはぎの怪我

肉離れ

スポーツを行うなかで、急に無理な動作をした場合(ダッシュやストップ、ジャンプからの着地など)に発生する筋膜や筋繊維の損傷・断裂を表します。発症すると患部に激痛が走り、ときには筋肉が断裂した瞬間に「プチッ」という音が聞こえることもあるでしょう。また、痛みのある部位をよく観察すると、くぼみや変色が生じている場合もあります。

膝の怪我

膝の怪我

前十字靭帯損傷(後十字靭帯・内側側副靭帯・外側側副靭帯)

受傷時、多くの場合「プチッ」「グキッ」などの音を伴うことがあります。関節内に出血が起こるため、数時間で膝関節周囲が大きく腫れます。痛みのため動けなくなり、膝関節の曲げ伸ばしが困難になります。受傷後の症状として「膝がぐらぐらする」「膝に力が入らない」「膝が完全に伸びない、正座ができない」「スポーツ復帰して何度も膝を外してしまう」「膝が腫れて、熱を持つ」などがあります。また、前十字靭帯損傷以外に、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯の3つの靭帯損傷があります。

半月板損傷

半月板損傷は、体重が加わった状態で膝をひねったり、衝撃が加わったりすることで起こり、前十字靭帯損傷に合併することもよくあります。半月板が損傷すると痛みが生じ、運動時痛や膝を曲げ伸ばしした際の引っかかり感といった症状が出現します。ひどい場合には膝に水(関節液)がたまったり、急に膝が動かなくなる“ロッキング”という状態になり、激痛のため歩けなくなることもあります。

オスグッド

膝のお皿の下の骨が隆起し、腫れと痛みが生じる、成長期に頻発する代表的なスポーツ疾患です。 オスグッドは、筋肉が発達し、運動量が増える小学校高学年から中学生にかけての成長期に多く見られるオーバーユース障害(膝などの使いすぎによる疾患)のひとつで、膝を曲げると痛みを感じるようになり、ひどい場合には歩くことさえ困難になってしまいます。

くるぶしから下の怪我

くるぶしから下の怪我

アキレス腱炎

アキレス腱炎の典型的な症状は、かかとの後部に痛みや焼けるような感覚が生じるというものです。走ったり歩いたりなどの運動をしているときや、座っている状態から立って歩き始めるといった動作をするときに痛みを感じることが多いのが特徴です。また、アキレス腱部を触ると腫れており、押すと痛みを感じます。

アキレス腱断裂

ふくらはぎの筋肉に疲労が蓄積され柔軟性が低下しその状態でダッシュすると腱に強いストレスがかかり断裂などが起こります。断裂する前の初期症状としてアキレス腱に痛みが出てくるので早めのケアが大事になります。 断裂したアキレス腱部にはっきりした陥凹を触れ、つま先立ちが不可能、ふくらはぎを握っても足首が動かない、などがあります。また時間が経つとともに腫れも出ます。

足首の捻挫

足首を内側にひねり靭帯を損傷するケースが最も多く、痛みや腫れが起こり内出血を生じます。ジャンプからの着地時やベ切り返し動作時の過度な荷重のほか、着地時に相手の足に乗り上げてしまうなどで発生します。フットワークが多いため、体勢を崩し足首が動きや身体のスピードについてこれなくなった際起こりやすいです。初期の対処が遅れると完治まで長引き、再発も起きやすくなります。

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