menu

バレーで多いケガ

肩の怪我

肩の怪我

ルーズショルダー(動揺肩 / 肩関節不安定症)

肩関節を構成する筋肉、靭帯、などの固定力が失われ関節自体が緩んでしまっている状態をいいます。緩んでいる側の腕を引っ張ると肩関節部にくぼみができる事もあります。肩関節は球と凹の形状をしており、この構造が特徴的で、多くの可動域を持ちます。しかし、この関節が過剰に可動する場合、肩関節の脱臼や亜脱臼を引き起こすことがあります。野球、テニス、バレーボール、バドミントンなど肩をよく使う、大きく動かすスポーツでしばしば見られます。

肩甲上神経絞扼性障害

肩の痛みや腕が挙がりにくくなるなどの症状が現れます。バレーボールのスパイク動作を繰り返すことによって起こることから、バレーボールショルダーとも呼ばれるようですが、実際は、野球の投球動作やテニスのサーブ・スマッシュ動作、水泳などの競技者にも見られます。いずれも、上肢を振り下ろす際に肩甲骨が強く外上方に回旋し、この時肩甲上神経に対して伸長刺激が発生するためと考えられています。

腱板損傷

肩は複雑な動きをするために支えるのが腱板という筋肉の腱の集まりです。この腱板が損傷すると、肩関節の上腕骨頭が適切な位置に保持されず、動かすときや寝返りを打つときに痛みが生じます。肩腱板損傷は、特に、腕を頻繁に頭上まで挙げる職業やスポーツ(テニスのサーブやバレーなど)をする人に多い病気です。肩の可動域が制限されることがあり、損傷の場所によって特定の動作で痛みが出るのが特徴です。痛みは肩の表面よりも深い部分に感じられます。

インピンジメント症候群

肩の前側から上側にかけて痛みが出る怪我です。インピンジメントというのは「衝突」という意味です。腕の骨と、肩甲骨に挟み込まれた組織が炎症を起こすのがこの怪我です。腕を横から上げた時、およそ60度から120度の間で痛みが出る場合はこのインピンジメント症候群に陥っている可能性が高いです。腕を頭上にあげるオーバーヘッドスポーツをやっている人がなりやすいケガとも言われています。

腰のケガ

腰の怪我

椎間板ヘルニア

椎間板とは腰椎の骨と骨の間にある軟骨で、衝撃を吸収するために水分を多く含みます。過度な運動により水分が抜けて変性した椎間板が、外に飛び出し神経を圧迫して腰痛や坐骨神経痛を起こします。バレーボールではレシーブの際、腰を低く落とすために膝が先にダメージを受ける事が多く、膝関節が柔らかく使えなくなり、その分の衝撃が他の関節に大きく負担がかかってしまい椎間板の一部が神経を圧迫してしまいます。その為、脚にかけての神経痛や腰の痛みなどが起こります。

腰椎分離症

成長期の選手で腰痛が2週間以上続く場合、腰痛分離症の恐れがあります。 腰椎分離症とは、成長期に強くカラダを反ったりねじったりすることで腰椎に負荷が掛かり、疲労骨折が起きる症状のことです。強く体を捻ったり、反ったりするとき、イスに座っているときにも痛みが出るのが特徴。練習量が多いと発症しやすいと言われますが、遺伝などの影響もあると考えられます。

太ももふくらはぎの怪我

太ももふくらはぎの怪我

肉離れ

スポーツを行うなかで、急に無理な動作をした場合(ダッシュやストップ、ジャンプからの着地など)に発生する筋膜や筋繊維の損傷・断裂を表します。発症すると患部に激痛が走り、ときには筋肉が断裂した瞬間に「プチッ」という音が聞こえることもあるでしょう。また、痛みのある部位をよく観察すると、くぼみや変色が生じている場合もあります。

膝の怪我

膝の怪我

ジャンパー膝

ジャンパー膝とは別名「膝蓋靭帯炎」と呼ばれ、バスケやバレーなどのジャンプ競技者に多いことからこの名が付きました。症状は太ももの筋肉への負荷が重なり、筋肉が硬くなってしまい、主に膝を曲げる動作時に痛みが出現します。重度になってくると歩行時にも痛みを感じたり、階段昇降など日常生活にも支障をきたすようになります。。

前十字靭帯損傷(後十字靭帯・内側側副靭帯・外側側副靭帯)

受傷時、多くの場合「プチッ」「グキッ」などの音を伴うことがあります。関節内に出血が起こるため、数時間で膝関節周囲が大きく腫れます。痛みのため動けなくなり、膝関節の曲げ伸ばしが困難になります。受傷後の症状として「膝がぐらぐらする」「膝に力が入らない」「膝が完全に伸びない、正座ができない」「スポーツ復帰して何度も膝を外してしまう」「膝が腫れて、熱を持つ」などがあります。また、前十字靭帯損傷以外に、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯の3つの靭帯損傷があります。

半月板損傷

半月板損傷は、体重が加わった状態で膝をひねったり、衝撃が加わったりすることで起こり、前十字靭帯損傷に合併することもよくあります。半月板が損傷すると痛みが生じ、運動時痛や膝を曲げ伸ばしした際の引っかかり感といった症状が出現します。ひどい場合には膝に水(関節液)がたまったり、急に膝が動かなくなる“ロッキング”という状態になり、激痛のため歩けなくなることもあります。

オスグット

膝のお皿の下の骨が隆起し、腫れと痛みが生じる、成長期に頻発する代表的なスポーツ疾患です。 オスグッドは、筋肉が発達し、運動量が増える小学校高学年から中学生にかけての成長期に多く見られるオーバーユース障害(膝などの使いすぎによる疾患)のひとつで、膝を曲げると痛みを感じるようになり、ひどい場合には歩くことさえ困難になってしまいます。

足首の怪我

足首の怪我

足首の捻挫

足首を内側にひねり靭帯を損傷するケースが最も多く、痛みや腫れが起こり内出血を生じます。ジャンプからの着地時やベ切り返し動作時の過度な荷重のほか、着地時に相手の足に乗り上げてしまうなどで発生します。フットワークが多いため、体勢を崩し足首が動きや身体のスピードについてこれなくなった際起こりやすいです。初期の対処が遅れると完治まで長引き、再発も起きやすくなります。

©2up Co.,Ltd.All Rights Reserved