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サッカーで多いケガ

太もものケガ

鼠径部痛症候群(グロインペイン
症候群)_ 太ももの付け根

鼠径部痛症候群(そけいぶじんたいしょうこうぐん)は、ボールを蹴る競技で発症することが多く、なかなか治りにくいのも特徴の1つです。痛みがあるまま無理に運動を続けていると慢性化してしまうこともあり、痛みと機能障害の悪循環となることがあります。

膝のケガ

前十字靭帯損傷 _

受傷時、多くの場合「プチッ」「グキッ」などの音を伴うことがあります。関節内に出血が起こるため、数時間で膝関節周囲が大きく腫れます。痛みのため動けなくなり、膝関節の曲げ伸ばしが困難になります。受傷後の症状として「膝がぐらぐらする」「膝に力が入らない」「膝が完全に伸びない、正座ができない」「スポーツ復帰して何度も膝を外してしまう」「膝が腫れて、熱を持つ」などがあります。また、前十字靭帯損傷以外に、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯の3つの靭帯損傷があります。

半月板損傷 _

半月板損傷は、体重が加わった状態で膝をひねったり、衝撃が加わったりすることで起こり、前十字靭帯損傷に合併することもよくあります。半月板が損傷すると痛みが生じ、運動時痛や膝を曲げ伸ばしした際の引っかかり感といった症状が出現します。ひどい場合には膝に水(関節液)がたまったり、急に膝が動かなくなる“ロッキング”という状態になり、激痛のため歩けなくなることもあります。

鵞足炎 _ 膝の内側

鵞足炎(がそくえん)は膝の内側(下方の脛骨の周囲)から5cm程度下方にある鵞足に痛みが生じます。 鵞足とは、膝を曲げたり伸ばしたりする動作に必要な縫工筋、薄筋、半腱様筋 の3つの筋肉の腱が、脛骨の上部に付着している部分を指します。この鵞足部分を押す、足に抵抗を加えながら膝を曲げる、膝を一杯まで伸ばすなどの動作で痛みを感じる方は鵞足炎の疑いがあります。

腸脛靭帯炎 _ 膝の外側

腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)とは、主に長時間のランニングなどを行った際に、膝の外側が痛くなってくる疾患です。腸脛靭帯炎の発症原因は必ずしもランニングに限定されませんが、ランニング動作でよく生じるため、“ランナー膝”とも呼称されます。

膝蓋腱炎 _ 膝のお皿のすぐ下

腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)は、ランナー膝とも呼ばれる陸上競技、特に長距離ランナーに多くみられるランニング障害です。足を酷使した際に膝の外側にズキズキとした痛みを感じるのが特徴です。陸上競技だけでなく、自転車競技やバスケットボールなどでも見られます。

変形性膝関節症 _

変形性膝関節症は、クッションのような役割をしている膝(ひざ)の関節軟骨や半月板が、使いすぎや加齢などが原因ですり減っていくことにより、関節内に炎症を起こし、水がたまったり、関節が変形したりして腫れや痛みを生じさせる疾患です。

すねのケガ

シンスプリント / 脛骨過労性骨膜炎 _ すねの内側

シンスプリントは、脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)とも呼ばれるランニング初心者が陥りやすいランニング障害です。運動中や運動後に足のすねの内側(下方1/3あたり)に痛みが生じます。サッカー、バスケットボールやバレーボールなど、ダッシュやジャンプを繰り返すスポーツでも多い症状で、主に筋力が不足していたり、オーバーユース(使い過ぎ)などが原因で発症します。

足首から下のケガ

足関節内反捻挫 _ くるぶし周辺

足関節内反捻挫(あしかんせつないはんねんざ)は、プレー中に足が滑ったり、着地を失敗して足首を捻り、急激な内反が強制され外側にある前距腓靭帯などが伸びたり断裂します。プレー中のストップや着地、切り返しなどで足首を捻って受傷した場合(自損例)は中等度の損傷が多く、サッカー、ラグビーなどにみられる接触プレーで多く発生します。内反捻挫の場合は外くるぶしあたり、外反捻挫の場合はうちくるぶしあたりに痛みが出現します。

ジョーンズ骨折 _ 小指の付け根

ジョーンズ骨折は小指の骨である第 5 中足骨の疲労骨折で、サッカーやバスケット、ランニングなどのスポーツで足の外側に繰り返しストレスがかかって生じる疲労骨折です。 第 5 中足骨は血液の供給が乏しく、骨折する部分の近くは複数の筋肉が付着していて常に牽引力が働くため、一度骨折するとくっつきにくく、骨が離れたままになってしまう偽関節(ぎかんせつ)になりやすいのも特徴です。

足底腱膜炎 _ かかとの裏、足裏

足底腱膜炎とは、足底腱膜(足の裏に張られている強靭な腱の膜)がランニングなど足底に負荷のかかる動作を繰り返すこと(オーバーユース)により炎症を起こし、痛みが生じるランニング障害です。特徴的な症状として、「起床時の歩き出し時に足の裏に痛みが生じる」「しばらく歩いていると痛みがなくなる」などがあげられます。

アキレス腱周囲炎 _ アキレス腱

アキレス腱周囲炎は、ランニングやジャンプ等の動作を繰り返すことによって、アキレス腱に繰り返しの負荷がかかり、アキレス腱周辺の組織に炎症が生じ、肥厚したり癒着することで痛みを引き起こすランニング障害です。 ランニングの場合、主に上り坂等で蹴る動作をする時に、アキレス腱への負担が大きくなるため注意が必要です。特徴的な症状としては、ランニング中に、アキレス腱に痛みが生じたり、圧痛があります。状態が悪化すると、ランニング後にも痛みが持続します。

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